魔王の恋愛事情
第1章 方言男子①
「頼む!真鍋にフラれて困ってんだよ!
人助けと思って!生徒会とトゥギャザーしようぜ!」
「東口、今日転校してきた奴に何を―――「いいよ」
「――――――――おい!」
「マジで?!ラッキー!魔王様ゲット!「いやいやいや!!待て待て待て!」
俺は、真央の腕を掴み!廊下の隅に連れていき、驚きの突っ込みを入れる!
「何を言ってんだ!!?何するか知ってんのか?!」
「んだごだすらね、だけんど困ってるってへうがら…すけねばかわいそだじゃ」
何を…言ったか半分もわからん!
だが、困ってる…可哀想…は聞き取れた…
つ〜か!お前、全校の前で話せるのか?!
学校行事に…上手く対応できるのか?
生徒会に馴染めるか?!
無理だろ〜!!無理無理!
言葉のハードルもだが、お前は緊張すると軽くパニックになるだろーが!!つーか思考が止まるだろ!!
「ひどだずげだ!」
「黙れ……今日学校に来たばかりの奴が…生徒会とか…大変だろーが!!」