魔王の恋愛事情
第2章 方言男子②
そんな、聞き取れない言葉を何とか解読しながら…
面倒くさい会話をし…
俺の家に到着する
「ただいま〜」
「お邪魔すます」
店の方から入り、真央を母さんに合わせる…
「あららららららら!真央ちゃん!!いらっしゃい!」
母さん…「ら」が多いよ…
「彩羽のかぁ、相変わらずげんぎであがるいずな!かにへわれで着物とりさきたすけたのむじゃず」
「んだが、んだが!着物できでたすけ!ちっまっとげず!」
「――――――…え?母さん解るの?」
俺は、母の言語力に唖然とする…
「これくらい…朝飯前よ」
…今は、晩飯前だけどな…
「――――ま、俺着替えてくるから真央はここで待つか?
俺の部屋に来るか?ゲームとか…雑誌とか…暇潰し貸すぞ?」
俺は、店から自宅に入るためののれんを潜りながら真央に聞く…