魔王の恋愛事情
第2章 方言男子②
「真央、適当に座っていいから
あ、ゲームする?」
俺は、部屋に入るなり鞄を床に置き真央に話しかけた
部屋は…俺の趣味満載で…
ガキの頃に何度か入った事はあった真央だったが…
記憶に残る部屋の感じとは全く違うらしく…
挙動不審を見事にみせてくれた…
「なっ…なんたら…イメージのずがう感じにできあがってらないの…
びったで―――――…」
「びった…?ビックリした…か?あ〜…まぁな…呉服屋に恥じぬ俺の純和風の部屋はど〜よ!!」
俺の部屋は、畳で純和風!!照明も家具も!俺のこだわりの品々でコーディネートしている!!
「今どぎのわがものって…感ずが…すねな……」
「――――…お前に言われたくないよ…」