魔王の恋愛事情
第2章 方言男子②
「お?今!真央語少し解った!
なれって…怖いなぁ〜」
真央は、俺の部屋をぐるぐる見渡し…
座布団に座った…
「真央語って…しずれいな(失礼だな)」
お?!今のも解った…
お〜!俺って、ずげ〜♪
「うわっちゃ!!
///彩羽!!なぬ、すはずんめだ?!」
ん?今のは……解らなかったが…
座布団に座っていた真央が俺に背を向けている…?
「――――…は?」
俺は、ふと自分の姿を鏡に映す……
って――――…制服を着替えてる…だけなんだが…
「///なっ、真央?別に着替えるだろーが!!」
「いやいや!わがるけんど!!こごろの準備さ…いぎなりは…しんこに悪い!!」
うわっ!早口で何をいってるか全く解らなくなったが…
背を向け…ワタワタしてるってことは…
着替えが恥ずかしいのだろう……多分…
「ったく…面倒くさいなぁ〜…
早く着替えるから、そっち向いてろ!!」
俺は、箪笥から普段着を取りだし急いで着替えた!