テキストサイズ

魔王の恋愛事情

第2章 方言男子②

そうこうしていると…


真央の母親の仕事で使うと言う着物が準備出来たと…母さんが声をかけてくれた…



真央は、出来立ての綺麗な着物を――――…緊張気味に抱えた…




「何で、緊張してんだよ…真央」



「こったら…綺麗な着物…けぇるまでシワにすたら…よごっさしたら…ばぢあだってまうず…緊張すっぺさ…」




「あらららららら!やんだ〜めんけなぁ〜♪」




母さん…「ら」が、多いって…




「ったく、母さん…面倒くさいけど…真央の事…途中まで送ってくよ俺」



「///彩羽…」




緊張してた顔がパッと明るくなる…




「そうね〜…真央ちゃんは…やらかしそうだから…彩羽、お願い」




母さんも、心配らしい…



だよなぁ〜…




俺は、草履を履くと…真央と店を出た…




ストーリーメニュー

TOPTOPへ