魔王の恋愛事情
第4章 方言男子④
「なっ…なったらずぎにきじまったんだんべ…
すけん?いんやいんや…わのあんだまで…そればってむりなごどだんべよ!あああああああ…どずだらいんべ!」
「!!解らん!解読できなかった!!真央!落ち着け?」
真央は、人気のない廊下で…しゃがみこみ頭を抱えている…
「何を言っているか全く解らなかったが…
テスト…ピンチって事…か?」
真央は、涙目で俺を見上げる
////う゛…そんな顔するなって〜の…
「…自信ないのか?テスト」
真央は、頭が千切れる!と、思うくらい“うん、うん”と頷く!!
「真央……」
図体デカイのに…チワワですか君は!!
あ〜〜〜〜〜〜…面倒くさい!
「ん〜〜〜〜〜〜〜…後、1ヶ月…みっちりやれば…大丈夫だ!
面倒くさい…が、俺で良ければ…教えよ〜か?」
「///い!彩羽!!」
真央は、パッと立ち上がると!!
ガバッ!!と、俺にハグをしてきた////!!
「///うっしい〜!!彩羽、あんがどぅ!あんがどぅ!!」
俺は、苦しくてパンパンと真央の肩を叩く!ギブアップ宣言!!
すると、さっきの勢いは嘘かの様にパッと離れる!!
「///わわわわわわわ!ごめん!」
「別に、いいって……って…大丈夫か?真央?顔が真っ赤!」
真央は、まだ配り終えていないプリントで顔を隠した…
よっぽど…テスト苦手なんだな…