魔王の恋愛事情
第4章 方言男子④
数日後……
「――――――おい…魔王様…これは…ど〜言う事だ!!」
今は…真央の実力を知るために…
軽く問題を作りやらせてみる…
が―――――――…
「すったばごどへわれでも!まのがっごの範囲とこっちゃの範囲どんじゃ…いっことばぜっぱちがんず…」
――――――…ここまで…
真央の学習能力が低いとは…
帰り…ファーストフード店のテーブルで…俺は、絶句している…
「範囲って―――――…いやいや…
1年の問題も…サービス問題として入れたのに…
ヤバい…ヤバい―――…から…これ…」
「彩羽――――…ごめん」
いや…謝られても…
俺は、呆れながらコーヒーを口に運ぶ…
「ったく…ど〜する?これ…」
真央は、申し訳なさそうに…
ミルク×2…砂糖×2…
の激甘コーヒーを…俺の真似して口に運んだ…