魔王の恋愛事情
第4章 方言男子④
次の日――――――――…
俺と真央は、生徒会室でお留守番をしていた…
梅雨がまだ明けきらない季節…
じっとり汗ばむ…
「ふ〜…暑いなぁ…じめじめだし…真央は、平気か?」
真央は、俺の出した課題を頭をかきむしりながら、解いている…
「暑っち、暑っちって!へってばりへうすけ、暑っちのず!ぺっこは、黙るず!」
ワーワー騒いでも暑いのは変わらないのは確かだが…
「〜〜〜む〜…自販機で何か買って来てやろうかと思ったけど……止めた!!」
「え!?」って、情けない顔をする真央に、俺はフフンと…意地悪してみる…
「!!買ってあべ!!」
「嫌だね!!」
「いんずなす!!」
意地悪で結構!イーだ!
俺は、真央の手元にある問題をトントンと叩き続きを急かす!