魔王の恋愛事情
第4章 方言男子④
窓を開けると…生ぬるい風が入ってきたが…
無いよりはましで…
俺は、近くにあったノートでワイシャツの胸元を開けて風を送る――――…
パタパタ扇ぐと風が汗ばんだ肌を通り抜け涼しくなる…
「ふ〜…扇風機でもいいから…使いたいよなぁ〜…」
「///っ…彩羽、み…見えでるず…胸…」
真央が真っ赤になり…俯く…
よくみると…俺は、ワイシャツのボタンを結構外していて…
胸が見えていた…
「おい、おい、俺は女じゃないんだから…胸ぐらいそんな顔で俯くなって!
見えても…嬉しくないだろ?」
俺は、わざとチラチラと胸が見える様にワイシャツを捲って見せる―――――…