深夜のお巡り
第2章 昼まで添い寝
「ん...」
何だろう。見慣れない景色...
しかも身体が思い...
あー、昨日そのまま寝ちゃったのか...
身体の重さは平が俺にしがみついたまま眠っていたからだ。それにしても気持ちよさそうに眠っているな...
今何時だろう
俺はズボンのポッケに入っていた携帯を取り出し画面をみた。時刻は日中の12時を過ぎていた。
内心寝過ぎたなとため息を吐き平に声を掛ける。
「たいらー」
ユサユサと肩を揺らすが、中々起きない。
俺は少々イタズラ半分に平のワイシャツのボタンを外していった。綺麗な顔をしている平に欲情してしまったのか。何故か首元にキスをしていた。
「...ん、お兄さん?くすぐったい」
「ん、起きた?しっかしお前綺麗な顔してるな」
寝起き早々、俺は何を口走っているのやら。
「今首噛んだ?」
「ごめん噛んだ。すまん許して」
我に返ったかのように俺は自分で何してんだよと心で叫んだ。
そこまでする予定ではなかったのだが、自然と身体が動いてしまっていた。