
初めての彼女
第12章 プレゼント
詩織との電話を切ったあと
慣れない手つきで
詩織の電話番号を登録していると
電話が鳴った
携帯の画面には
『サヌマチカ』と
表示されている
電話を取る前に
相手が分かる不思議な感覚に
世良はわくわくしてしまった
『もしもし』
『もしもしー千佳です
世良くんいま大丈夫?』
『はい大丈夫ですよ』
『昨日はありがとう
世良くんボーリング上手かったねー』
『いやいや』
『あんなスコア初めて見たよ』
『あはは』
たわいもない
会話から始まった
『世良くん、今度の土日
どっちか空いてる時ある?』
『え?どっちも空いてますよ』
『ほんとー?なら土曜か日曜に買い物いかない?』
世良に断る理由はない
『はい。じゃー日曜に』
『うん。日曜にね』
『何処行くんですか?』
『まだ考えてないんだ』
『ん?何買いたいんですか?』
『それもねーまだ考えてないの』
何を買いたいか分からないのに買い物・・・・
『あっ!あと健三には内緒にしてて』
『え?買い物に行くことですか?』
『そそ、あと電話をしたことも』
『あーわかりました』
なんでだろーーー?
世良は一瞬考えた
すると
『あー実はね、健三がもう直ぐ誕生日なんだよね
そのプレゼントを買いに行きたいの』
『あーそういうことか』
『何か良いのあるかな?』
『んーー会社で何気なく聞いてみますね!』
『ありがとー』
慣れない手つきで
詩織の電話番号を登録していると
電話が鳴った
携帯の画面には
『サヌマチカ』と
表示されている
電話を取る前に
相手が分かる不思議な感覚に
世良はわくわくしてしまった
『もしもし』
『もしもしー千佳です
世良くんいま大丈夫?』
『はい大丈夫ですよ』
『昨日はありがとう
世良くんボーリング上手かったねー』
『いやいや』
『あんなスコア初めて見たよ』
『あはは』
たわいもない
会話から始まった
『世良くん、今度の土日
どっちか空いてる時ある?』
『え?どっちも空いてますよ』
『ほんとー?なら土曜か日曜に買い物いかない?』
世良に断る理由はない
『はい。じゃー日曜に』
『うん。日曜にね』
『何処行くんですか?』
『まだ考えてないんだ』
『ん?何買いたいんですか?』
『それもねーまだ考えてないの』
何を買いたいか分からないのに買い物・・・・
『あっ!あと健三には内緒にしてて』
『え?買い物に行くことですか?』
『そそ、あと電話をしたことも』
『あーわかりました』
なんでだろーーー?
世良は一瞬考えた
すると
『あー実はね、健三がもう直ぐ誕生日なんだよね
そのプレゼントを買いに行きたいの』
『あーそういうことか』
『何か良いのあるかな?』
『んーー会社で何気なく聞いてみますね!』
『ありがとー』
