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パパ、もう一度抱きしめて

第7章 そして、運命の再会


「あれっ、君は」


先に気付いたのは彼の方だった。
私を見て驚いている。
やっぱり私達、どこかで会っているんだわ。


「なんだ遼太郎、梓ちゃんと知り合いだったの?」

「あ、うん。ちょっとね」

「そうなの?あず」

「えっ」


ミワちゃんが私をじっと見てきて、うろたえた。

「じゃあ二人で話してれば?僕と奈津子ちゃんは向こうへ行ってアイスでも食べてるから。ねっ」


「はいっ」

ミワちゃんは嬉しそうに返事をした。

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