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パパ、もう一度抱きしめて

第8章 我が家の大ニュース!


ここにいたって、会えるとは限らない。
もう帰ろう…。


私は階段で降りる事にした。


すると、下から白衣を着た男性が急ぎ足で登って来てすれ違った。

「…っ」


まさかね。


たったさっき、あきらめたばかりなのに。


「おっ?梓ちゃん!」

「あ、遼太郎さんこんにちは…」


まるで奇跡だった。

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