パパ、もう一度抱きしめて
第8章 我が家の大ニュース!
遼太郎さんはびっくりした目で私を見ている。
私は嬉しくて、なんだかドキドキしていた。
「どこか悪いの?」
「いえっ…そうじゃなくて」
「そうじゃなくて?」
「遼太郎さんに……」
その先が言えなくて、口ごもってしまった。
「もしかして、俺に会いに来てくれたの?」
「…はい」
きゃっ//
「ちょうど今なら時間空いてるから、いいよ」
「ほんとですか?」
この前会った時も感じたけれど、
遼太郎さんには不思議な魅力があった…。
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私は遼太郎さんに、
ママが妊娠した事を喜べずに落ち込んでいるって、正直に話した。