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パパ、もう一度抱きしめて

第9章 淋しがり同士


遼太郎side

店内から見えた彼女に、俺は急いで表へ飛び出した。

梓ちゃん、と呼んだら振り向いた姿がとても可憐だった。


疲れ果てていたのに。
今すぐ眠りたかったのに。
俺は梓ちゃんをドライブに誘った。

もしもこのまま別れてしまったら、二度と会えない気がしたんだ……。

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