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パパ、もう一度抱きしめて

第11章 伝えたい想い


「ふぁ〜眠たかった!」

「私も〜」

ミワちゃんが言えば私も頷く。
お腹が満たされた午後からの授業は、先生の声が子守歌のようだった。

そうだ…。

私は昼からしまったままにしていた携帯を取り出した。
そしてその表示を見た途端、一気に目が覚める。


遼太郎さんの返信は
十分前に入っていた。
慌てて内容を読むと…。


「ミワちゃんちょっとごめんね!」

「あずっ?」

私は急いで廊下へ飛び出した。

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