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パパ、もう一度抱きしめて

第12章 覚悟の恋愛


こっちへ向かって来る遼太郎さんに、私の胸が高鳴った。


「ごめんっ、ずいぶん待ってたんだって?
師長さんから聞いたよ」


「私が勝手に来たんですから、気にしないで下さい。
ふっ。今日はもう会えないかと思っていまし…っ…」

その瞬間何が起きたのか、すぐにはわからなくて。


私の両頬は遼太郎さんの手で包まれ、唇が重ねられていた。

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