
おにごっこ学園
第24章 最終章【後編】
「話はここまでだ。もう少しで完璧な人工子宮が完成する。お前はもう必要なくなった。これからお前をどうやって処分しようかずっと考えていた。ちょうどいい。メイドともども、ここで死ね」
巨大な刃が俺に向かってくる。
「従え」
俺がそう言うと刃は止まった。
「うぅっ…うぐっ…うぅっ…うぐぐっ…」
今まで父と名乗っていた男は、体をよじらせながら悶え始める。
「俺が媚薬を毎日調合していたのは知っていたか?お前の昨日の飯の中に密かに媚薬を混ぜておいた。この媚薬は摂取すると従えと言う言葉に反応して従わずには居られなくなる」
俺は密かに執事達にも媚薬を飲ませて効果を確かめたりもしてきた。
これは完璧な媚薬だ。
「さぁ、従え。俺のメイドを解放しろ」
