妄想話
第2章 紫さんがイライラしたら
「なんか俺、あれもこれもと考えてたら、何から始めたら良いか分からなくなって。でも、撮影に進むし、ツアーの日程も迫ってくるし…」
「オーバーヒートしちゃったんだね。」
と松潤の背中に手を回し抱き締める。
未だ顔は、俺の胸に埋めたまま。シャツの胸の部分が少し濡れてきた。しくしくと松潤が泣いている。
俺は体勢を崩すことなく、松潤が泣き止むのを待った。
「あっ!顔、顔」思い切り泣けば、少し楽になるかなと思い、暫くじっとしてたけど、目を冷やさなきゃと突如気がついた。俺の声に驚いた松潤が顔を上げる。
「顔がどうしたの?」
「目を冷やさないと明日の仕事に…」
「明日は撮影ないから」
と松潤が笑顔で答える。
「なーんだ。良かった。」
「心配してくれてありがと」
「いえいえ」
「顔だけじゃなくてね」
と言いながら、なき張らした顔を俺の頬に近づけて、チュッとキスをする。
すっかりピリピリ感が無くなっていた。
最後の仕上げと松潤に質問する。
「さて、飲み直す?それとも、ベッドで気持ちイイことする?」と聞く俺に、真っ赤な顔になった松潤が小さな声で「…ベッド…」と答える。
「オーバーヒートしちゃったんだね。」
と松潤の背中に手を回し抱き締める。
未だ顔は、俺の胸に埋めたまま。シャツの胸の部分が少し濡れてきた。しくしくと松潤が泣いている。
俺は体勢を崩すことなく、松潤が泣き止むのを待った。
「あっ!顔、顔」思い切り泣けば、少し楽になるかなと思い、暫くじっとしてたけど、目を冷やさなきゃと突如気がついた。俺の声に驚いた松潤が顔を上げる。
「顔がどうしたの?」
「目を冷やさないと明日の仕事に…」
「明日は撮影ないから」
と松潤が笑顔で答える。
「なーんだ。良かった。」
「心配してくれてありがと」
「いえいえ」
「顔だけじゃなくてね」
と言いながら、なき張らした顔を俺の頬に近づけて、チュッとキスをする。
すっかりピリピリ感が無くなっていた。
最後の仕上げと松潤に質問する。
「さて、飲み直す?それとも、ベッドで気持ちイイことする?」と聞く俺に、真っ赤な顔になった松潤が小さな声で「…ベッド…」と答える。