
妄想話
第6章 赤色さんと緑色さん@衛星中継
しばらくすると、試合が始まった。始めは会話をしながら見ていたけと、試合が進むにつれて、雅紀は真剣に見入り、時折、感嘆な声を上げる。
まるで、俺の存在を忘れているかの様。
所在のない俺は、ソファーの上に乗り、横たわる。暫し試合を見ていたが、段々瞼が下がってきた。
「やった。勝った」
雅紀の声で目が覚めた。
「あれ?試合終わった?」
「あっしょおちゃん起きた。」
ヤバっ寝てしまった…。
「ごめん。雅紀。一緒に見れなくて」
「あはは。気にしないで。一緒に見ようとしてくれただけで充分」
「は?」
雅紀の答えが解らず、聞き返す。
「だって二ノと見ると、あいつ試合が始まる前からゲームし出して、眠くなると一人寝室行っちゃうし…」
え?
体を起こし、更に疑問を問う。
「じゃ、じゃあさ、雅紀はどうするの?試合を見終わったあと?」
雅紀の近くに体を寄せる。
「そりゃ、二ノのベッドに潜り込むよ。」
「は?二ノが寝てるのに?」
「もちろん。だって、俺も眠いもん。あっ二ノんちのベッド広いから余裕で二人寝られるんだよ」
平然と答える雅紀。
そういえば今日、雅紀との会話に要所要所、二ノって単語が出てくるその度に少しイラっとする。
まさか?ヤキモチ?
自分自分の気持ちが理解出来ない。
「ふぁぁぁ」と雅紀が大きな欠伸をしながらソファーの座面に体を仰け反らせる。
その姿にムラムラする。
俺の視線に気づいた雅紀が、俺に声を掛ける。
「しょおちゃん…んん」
思わず、雅紀にキスをする。
無理矢理、舌を入れ絡めると、雅紀の腕の力が抜けて行く。
「俺んちのベッドも広いよ」
唇を離し、蕩けた顔の雅紀の耳元で囁く。
返事を待たず、雅紀の膝の後ろに腕を入れ、抱き上げ、寝室に連れていく。
まるで、俺の存在を忘れているかの様。
所在のない俺は、ソファーの上に乗り、横たわる。暫し試合を見ていたが、段々瞼が下がってきた。
「やった。勝った」
雅紀の声で目が覚めた。
「あれ?試合終わった?」
「あっしょおちゃん起きた。」
ヤバっ寝てしまった…。
「ごめん。雅紀。一緒に見れなくて」
「あはは。気にしないで。一緒に見ようとしてくれただけで充分」
「は?」
雅紀の答えが解らず、聞き返す。
「だって二ノと見ると、あいつ試合が始まる前からゲームし出して、眠くなると一人寝室行っちゃうし…」
え?
体を起こし、更に疑問を問う。
「じゃ、じゃあさ、雅紀はどうするの?試合を見終わったあと?」
雅紀の近くに体を寄せる。
「そりゃ、二ノのベッドに潜り込むよ。」
「は?二ノが寝てるのに?」
「もちろん。だって、俺も眠いもん。あっ二ノんちのベッド広いから余裕で二人寝られるんだよ」
平然と答える雅紀。
そういえば今日、雅紀との会話に要所要所、二ノって単語が出てくるその度に少しイラっとする。
まさか?ヤキモチ?
自分自分の気持ちが理解出来ない。
「ふぁぁぁ」と雅紀が大きな欠伸をしながらソファーの座面に体を仰け反らせる。
その姿にムラムラする。
俺の視線に気づいた雅紀が、俺に声を掛ける。
「しょおちゃん…んん」
思わず、雅紀にキスをする。
無理矢理、舌を入れ絡めると、雅紀の腕の力が抜けて行く。
「俺んちのベッドも広いよ」
唇を離し、蕩けた顔の雅紀の耳元で囁く。
返事を待たず、雅紀の膝の後ろに腕を入れ、抱き上げ、寝室に連れていく。
