妄想話
第7章 赤色さんと青色さん@デイト?
バスルールから恐る恐る出た。
キッチンにビールを取りに行きながら、翔君の様子を伺う。きっと、黒いオーラを見に纏っているだろうと思っていたけど、とても穏やかな雰囲気だったので、おいらは少しほっとして、ビールを持ってリビングに入った。
「智君、今度デートしよ?」
急に話掛けられる。
「へぇ?でいと?」訳が分からず、聞き返す。
「そう。デート」
「え?おいらと翔君で?」
「そうだよ。」
「でいとって男同士で?」
そう質問すると、翔君は何かを企んでいるような顔で
「誰が男同士って言った?男と女だよ?」
と返してきた。
「は?だっておいら男だよ」
「だからね、智君が変身すれば良いでしょう」
「おいらが変身?…まさかおいらが女装?」
「お、今日は冴えてるね。その通り」
万遍な笑顔で答えた翔君。
「嫌。そこまでする必要ある?」
おいらが拒否すると、刹那、真っ黒いオーラを纏った翔君が
「ふーん。拒否権があると思う?俺をシカトしたのに?」
と真顔で迫られて、首を縦に振るしかなく、今に至っている。
キッチンにビールを取りに行きながら、翔君の様子を伺う。きっと、黒いオーラを見に纏っているだろうと思っていたけど、とても穏やかな雰囲気だったので、おいらは少しほっとして、ビールを持ってリビングに入った。
「智君、今度デートしよ?」
急に話掛けられる。
「へぇ?でいと?」訳が分からず、聞き返す。
「そう。デート」
「え?おいらと翔君で?」
「そうだよ。」
「でいとって男同士で?」
そう質問すると、翔君は何かを企んでいるような顔で
「誰が男同士って言った?男と女だよ?」
と返してきた。
「は?だっておいら男だよ」
「だからね、智君が変身すれば良いでしょう」
「おいらが変身?…まさかおいらが女装?」
「お、今日は冴えてるね。その通り」
万遍な笑顔で答えた翔君。
「嫌。そこまでする必要ある?」
おいらが拒否すると、刹那、真っ黒いオーラを纏った翔君が
「ふーん。拒否権があると思う?俺をシカトしたのに?」
と真顔で迫られて、首を縦に振るしかなく、今に至っている。