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妄想話

第7章 赤色さんと青色さん@デイト?

「大野さん、大野さん、もうすぐ櫻井さんが、来る頃ですよ」
肩を優しく、揺すられて目を覚ます。
寝ぼけて、一瞬ここが何処かわからない。
「さてと、最後の仕上げをしましょう」
ヘアメイクさんに言われて、
ようやく状況を把握する。

そうだ。今は、翔くんのわがままのせいで罰ゲーム?中だった。
メイクが、予定より早く終わり
後は、ウィッグを付けるだけになった所で、同じ姿勢がつらくなり、ソファーで休むことにした。
体を伸ばし、ソファーに横になってる内に寝てしまっていた。
もう一度,鏡の前に座り、ウィッグを付ける。
「はい。完成です」
ヘアメイクさんの言葉を聞いて、
鏡を見る。

おいらの姿は、そこになく唖然とした。
「やっぱり、元が綺麗なので、違和感ないですね」
ヘアメイクさんが言う。

「え?違和感しかないですよ」
おいらは男だから、女の格好してるだけで、変に決まってる。

しかも、この格好で帰らないといけないことに気づき、がっかりした。
「外を歩いてもバレませんよ」
変な褒め方をされ、返答に困った。
その時、両手に差し入れを持った翔くんが、来た。

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