妄想話
第9章 赤色さんと紫色さん@パスタ
数十日後、なんとまた俺は、デスマッチ企画で負けてしまった。
「最後まさかの対決だったね」
楽屋に戻ってきた時に相葉君が言う。
「しょーちゃんにアレは酷でしたね」
「おいら見た時ビックリして二度見した」
そう。対決の内容は、どっちが多く大根おろしを作れるかだった。
おろし金で擦るだけだから、楽勝と思ったら意外に大変で、惨敗だった。
でも俺にとっっては好都合。
だってまた、松潤に料理を作って貰える口実が出来たから。
ー松潤の料理が食べたいのであって、決してあの…。ま流れでそれもあり…かなー
スタッフと打ち合わせに出た松潤が戻ったら話そうと思った矢先に戻ってきた松潤。
「相葉さんごめん。待った?」
「いや。全然」
「一応メールで貰ったリストの物は用意したけど、足りない物はないか確認して」
「了解」
松潤と相葉君の会話に理解出来ずにいるとニノが声をかけてきた。
「あの二人、今日は料理対決するんだって」
「はぁああ?」
「あれ?知らなかった?あの二人新しいレパートリーが出来たらお互いに作り合って試食会してるよ」
智君が続く。
そんなの初めて知りましたけど…。
「うん。完璧」
「良かった。じゃあ行こう」
呆然としている俺を横目に、「じゃあお疲れ様」とさっさと楽屋を後にする二人。
「しょーちゃん、またよからぬ事を企ててた?」
ニノがニタニタ笑って聞いて来る。
「そんな事ない。それになんだよ?良からぬ事って」
図星?を突かれたけど懸命に取り繕う。
「ふふ。松潤の料理食べた後、松潤食べたりして?ふふ」
あー。また智君に留め刺された。
何も言い返せないでいる俺。
「まぁ今度、二人の料理対決の審査員でもしたら?二倍美味しいかもよ。
さぁおじさん帰りますよ」
と智君を連れ立って楽屋を出る二人に「お疲れ様」と声を掛けられ、力なく答える。
でも待てよ。ニノの言った事も一理あるな。
でも俺二人相手って体力持つかな…
あ、違うよ。料理の試食するだけだから…多分ね…
【終】
「最後まさかの対決だったね」
楽屋に戻ってきた時に相葉君が言う。
「しょーちゃんにアレは酷でしたね」
「おいら見た時ビックリして二度見した」
そう。対決の内容は、どっちが多く大根おろしを作れるかだった。
おろし金で擦るだけだから、楽勝と思ったら意外に大変で、惨敗だった。
でも俺にとっっては好都合。
だってまた、松潤に料理を作って貰える口実が出来たから。
ー松潤の料理が食べたいのであって、決してあの…。ま流れでそれもあり…かなー
スタッフと打ち合わせに出た松潤が戻ったら話そうと思った矢先に戻ってきた松潤。
「相葉さんごめん。待った?」
「いや。全然」
「一応メールで貰ったリストの物は用意したけど、足りない物はないか確認して」
「了解」
松潤と相葉君の会話に理解出来ずにいるとニノが声をかけてきた。
「あの二人、今日は料理対決するんだって」
「はぁああ?」
「あれ?知らなかった?あの二人新しいレパートリーが出来たらお互いに作り合って試食会してるよ」
智君が続く。
そんなの初めて知りましたけど…。
「うん。完璧」
「良かった。じゃあ行こう」
呆然としている俺を横目に、「じゃあお疲れ様」とさっさと楽屋を後にする二人。
「しょーちゃん、またよからぬ事を企ててた?」
ニノがニタニタ笑って聞いて来る。
「そんな事ない。それになんだよ?良からぬ事って」
図星?を突かれたけど懸命に取り繕う。
「ふふ。松潤の料理食べた後、松潤食べたりして?ふふ」
あー。また智君に留め刺された。
何も言い返せないでいる俺。
「まぁ今度、二人の料理対決の審査員でもしたら?二倍美味しいかもよ。
さぁおじさん帰りますよ」
と智君を連れ立って楽屋を出る二人に「お疲れ様」と声を掛けられ、力なく答える。
でも待てよ。ニノの言った事も一理あるな。
でも俺二人相手って体力持つかな…
あ、違うよ。料理の試食するだけだから…多分ね…
【終】