大切な人へ ~second story~
第6章 私間違ってたの?
次の家庭教師の日
さっそく千香ちゃんにいじられる...
まずちゃんとフォローしないとね
『先生はね?私の初恋の人なの。だから特別なんだ』
「もう卒業したんだし付き合ってもいいでしょ?」
確かにそうだよね...
もし私が卒業してから告白してたら
今頃はそうなれたかもしれないね...
『先生も言ってたけど私彼氏いるから
もう先生の話し終わり!さぁ課題の答え合わせしよ!』
無理やり話を区切って勉強に戻った
千香ちゃんとしては身近にカップルが出来れば
楽しいだけでしょ?笑
お姉さんにはさすがに何も言われなかった
それよりも家庭教師続けてほしいって言われました
その後も相変わらず私も井川くんも忙しかった
もう夏休み前の試験に突入してて...
それが終われば彼は大会や合宿や練習試合に追われる
私も予備校の強化授業が組まれていたりする
私は忙しさに逃げてた
でも1人になって頭を冷やしたかった