大切な人へ ~second story~
第14章 愛してる
朝起きて 彼の分だけコーヒーを入れた
私は気付いた自分の気持ちを話していった__
それに井川くんとは何も話せていないことを
新しい彼女のことは言わないで
自然消滅だからちゃんと話したいと思ってるって
『ごめんなさい...
彼を選んだことでも2人ともに酷いことした
考えて考えて出した答えだったのに
また私...間違えてたの バカでごめんなさい』
正座をして謝る私に
彼は...
「もういいんだよ。
俺だって美優を1人にしたんだから...ごめんね」
おいでって言ってくれて
抱きしめてくれた
でも私は井川くんのこと好きだから
もう遅いかもしれないけど謝りたいの
許してもらえなくてもいいから
今度グラウンドに会いに行くって言ったら
うんうんって優しく聞いてくれた...
晄人さんって大きな人だ
ずっと見守ってくれてて
彼とのことを深く聞いたりもしない
こんなところでは焼きもちを焼かないんだ
私ももっと晄人さんを信用していきたい
大切にするってそういうことも必要だよね!
だから怒らないで聞いてくれる?
『あとね...?
ずっと言えてなかったことがあって___』
私はコーヒーよりも紅茶が好きなんだって...
いつものインスタントコーヒー以外は
苦くて苦手って言ったらね
今までで一番驚かれてしまいました...ごめんなさい
この前のプレゼントは
晄人さんが来た時に出すね