大切な人へ ~second story~
第8章 好きな事
『うそつき。遊びに行くって言ってたのに』
「楽しいでしょ?機械で遊べて
大きいお風呂もジャグジーもあるんだよ? 笑」
運動後のストレッチを並んでしながら話してた
口ではそう言ったけど嬉しかった 先生といられて
「うわー!体柔らかいんだ⁉」
『ストレッチだけはずっとやっててこうなりました』
大きく足を開いて前に倒れると
ぴったりと体が床につくくらいなのです
『私どんくさいからケガしないようにって言われて』
「あぁ...自覚はあるんだ?」
少し意地悪にクスクス笑われる
先生もそう思ってたんですね...
彼はその後プールで泳いでた
私は2階からそれを見られるスペースで休憩
気持ちよさそうにずっと泳いでる先生
これを遊んでるっていうんなら体力もつくよね
その後お風呂にゆっくりつかって帰った
「今度来る時は水着持って来たら?」
『私泳げないので水着もないです』
レッスンとかも無料で受けられるらしいけど...
そもそも次くるの?私が?
『今もう体痛いけど...楽しかったと思います
ありがとうございました!』
服も入場料も払ってもらっちゃったし悪いけど
先生と来ないと一生縁がない場所だったと思う
彼はクスクス笑っててご機嫌だった
多分歌ったあとの私みたいな感じなのかな?
うん...確かにちょっとだけスッキリしたかも