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大切な人へ ~second story~

第12章 新しい朝


またあの寝起きの先生が見られるのが嬉しい

ソファーの前でじーっと見てた

寝顔だっていつぶりかわかんないよ...


起きる様子がなくって
少しずつ顔を触って起こしてみる

「んー....」

きたきた 笑 起きる合図だ



『おはようございます 先生』



「あ...美優 おはよ」

美優って言ったっ‼


寝起き最高‼って思いながら
なかなか目が覚めない先生に話しかける

『昨日私寝ちゃったんですか?』
「んー...いや。寝たのはここにきて」

『じゃどうしてここに?』
「今の家...知らないし」


ほぼ目が開かないけどちゃんと
答えられるんだよね 先生って 笑

このもごもご話す先生可愛くて好きだったんだ


『ありがとう先生 昨日楽しかった』

彼は目を閉じたままふっと笑って
よかったって言ったの



ゆっくり起き上がった先生は一言目に

「もう俺の前以外でお酒禁止‼」

って言われました...



その後少しずつ昨日の事を聞きました

泣いたり笑ったりしてたこと

色々私が口走ったこと...



「本音を今の美優の口から聞きたい」


真剣な顔で言われた...



でもその前に...



髪がぼさぼさすぎて笑っちゃうから
シャワーを浴びてきてって言いました

私もその後で髪は洗わずシャワーを借りて
先生のぶかぶかの部屋着をかりました




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