大切な人へ ~second story~
第14章 愛してる
熱くて 大きくて
気持ち良くて声も沸き上がるものを我慢できなくて__
『あっ__あきとさっ... いっちゃうっ...‼』
「__んっ はぁ...」
彼の腕の中でビクビク震える私を
切ない声と息を漏らして抱きしめてくれる
「俺も...すぐいっちゃいそう...」
切なく笑う彼に
『いいよ...何回でもしたい』
ぎゅって抱きつくと
彼もぎゅってしてくれて
激しく動いて__
彼もいっちゃった
息をきらしたまま何度も唇を重ねて
何度も何度も求め合った__
「それってなんの涙?」
隣で横になってる彼が 指先ですくった
私は井川くんだけに酷いことをしたんじゃない
ずっと私を想ってくれた晄人さんのことも
裏切っていたんじゃないのか...
2人とも傷つけたくないなんて思ってたけど
結局2人共を傷つけたんだ__
『明日の朝...ちゃんと話す』
だからごめんね
今日はこのまま
抱きしめられて眠りたいの__