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アルバムの中の天使

第3章 第3章 初恋は天使


プルルルル プルルルル


心臓の音がシンクロする


プルルルル プルルルル


お願い...出て

プルルルル プルルルル




『カチャ』


『はい もしもし 』

『あの...どちら様ですか?』


た、多分彼女だ!

『あ!みずきさんですか?』

『あ、はい私ですが...』


つ、ついに天使の声にたどり着いた

『あの驚かないで聞いて下さい』
『実は俺友達の卒業アルバムを見て...





彼女は受話器を切らなかった
俺の思いを理解してくれた


この思い切りの行動が
勝利に多きな希望をもたらしたのだ

築けば2時間近く彼女と電話で話しをしていた
彼女の色々な事を聞いて
俺の色々な事を話した

好きな食べ物や好きな音楽
趣味や苦手な物


時にくだらない話しで大笑いもした。


こんなにも幸せな気分になったのは
生まれてはじめてだった


明日また電話すると彼女に約束し
俺は受話器を置いた





『アルバムの中の天使』


君の声がやっと聞けました



部屋の明かりを消して
布団に飛び付き
そのまま深く潜り込むと

今度はこんしんの力で
喜び叫んだ





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