アルバムの中の天使
第3章 第3章 初恋は天使
駅を左に出ると
俺達は15分くらい道を歩いた
その間の会話は覚えていない
ただみずきは明るく
色々話しかけてくれた気がする
まずはみずきの大好きなパスタの店へ
そろから駅から少し離れた美観地区へ
コイにえさをあげたり
露店のアクセサリーをみたりして
美観地区を満喫した
その後はカラオケへ
彼女が歌ったマイリトルラバーの新曲
HELLO AGAIN~昔からある場所が
とくに印象的だった
俺はひたすらこの日のために練習した
イエローモンキーのジャムを歌った
カラオケを出ると俺は達は再び駅に向かった
そろそろお別れの時間がやって来た
『勝利くん今日はありがとう』
『本当に楽しかったよ』
みずきのその言葉を心のそから強く信じた
『俺も会えて良かった』
『緊張して余り喋れなかったけど...』
みずきはニコッと笑い
改札をくぐりぬけて階段を下りた
勝利はしばらく駅のベンチに座りこみ
彼女との今日の1日を振り返った
もう一度会いたい
その思いは間違いない
『アルバムの中の天使』
君の事が好きです
勝利はこの初恋が
確かなものであると
強く確信した