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アルバムの中の天使

第2章 第2章 クラスメイト


夏休みがあけて
学校初日
今日は一段と教室が騒がしい


久々の顔ぶれを目にすると
ほとんどの奴らが日焼けしてる
金髪のまま登校した者は
すでに二人ほど帰らされた

それよりさっきから
周りがチラチラ俺をみてる

さぁ気づけ
そしてさっさと声をかけろ



結局チャイムがなり
期待通りの展開にはならなかった。


と思ったが
1人俺に声をかけてくれた人がいた

『あれ?福田くん痩せた?』

担任の合田先生だ

『あ、はい、15キロくらい』

『そうか、頑張ったな』

その一声で聞いてた周りの反応は
一変した。



『ほんまだ、勝利くんかわったね』

ついに女子から

いいぞもっとこい!
もっとくれ!




『あまり変わらないじゃん。デブはでぶだし』

とげとげしく言ってきたのは
クラス1イケメンの荒木 りゅうやだ。
背がたかく
整った顔立ち
ジャニーズにいそうな
非の打ち所のない奴だ


『まぁまだ80キロ以上あるしね』

右手で頭をかきながら
勝利はニッコリ笑った



荒木りゅうや...覚えとけ






そんな至福のじかんも一瞬

そして今日は昼過ぎで授業はおわり

帰りは前とかわらず1人で正門をでた。



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