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LIFE

第4章 まだ恋は始まらない〜ぼくにできること〜

大野さんが戻ってきた。

「ごめん!
トイレの途中で取引先の人と会ってさ。
同年代だし、いい人達だし、ちょっと一緒に飲みませんか?って誘った。」

潤くんと目を合わせる。
放たれた同じ答え。

「「別にいーよ。」」

「悪りぃ。
でもマジでいい人だよ、

あ!こっちです!」

大野さんが少し腰を上げて手招きする。

俺と潤くんは立とうと腰をあげる。

「どーも、すみません。」

「お邪魔していいですか?」


……


少し鼻にかかった癖のある声。

とても聞き覚えのある声。

後ろを向いてしばし固まる。

ビックリして口も開いたよ。

同じように大きく開かれた目をしてテーブルに近づいてた足が止まってる俺の会いたかった人。

あれ…

これ2回目だ。



俺らは会う運命なんだ。

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