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LIFE

第1章 サヨナラのあとで

「そんなの嫌だ!」

思わず大きな声を出してしまって、ごめん、と呟く。

落ち着け、俺。

変な汗が出てきたし。

「終わっていいなんて…
思ってないし、考えたこともない。」

潤くんは一口お酒を飲んで真剣な眼差しで問う。

「もう一度聞くよ?
相葉くんと終わるつもりはないんだね?」

「うん。絶対。」

おかしいよね。

絶対なんて。
信じてなかったのに。

今は“絶対”って言い切れるのは、
相葉くんだから。

相葉くんだけは。

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