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LIFE

第1章 サヨナラのあとで

硬い表情をしまって少し笑いながら潤くんが俺の背中を軽く摩ってくれる。

それだけで俺は救われた気がした。

「わかった。
それ聞いただけで落ち着いたよ。
俺は見守るから。」

鼻の奥がツンとした。

「ありがとう。潤くん。」

「とりあえず…相葉くんと話さないとだよね。
仕事終わったら会えないか連絡してみろよ。」

「うん。でも今日も避けられてたし。
無理かも。」

とにかくメールしろ、って言われてメールしたら呆気なく返事が来て驚いた。

「もう仕事終わったから後からうちに来るって。」

「よかったな。
ちゃんと謝って、ちゃんと話しろよ。」

「うん。わかった。」

そう言って潤くんと別れて家に帰って…

現れた相葉くんに言われたんだ。



“もうやめよう。”

って。


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