LIFE
第5章 まだ恋は始まらない〜ぼくのおもい〜
お店を出て駅までの道。
ちょっと恥ずかしいけど告げようと翔ちゃんに近づく。
「翔ちゃん、あの人なの。
二宮さん。」
「?なにが?」
「俺の言ってた人。まさか会うなんて…びっくりした。」
「えっ!お前の好きな人ってこと?」
「しーっ!」
少し後ろに3人いるから。
「悪りぃ。マジかー。
てか…なんていうか…わかる気もするわ。可愛い人だな。」
「翔ちゃん?好きになったらダメだよ。」
「バカ!なに心配してんだ!
でもさ。なんか雅紀も、二宮さんも似合わないな。」
「なにが?」
「セフレ。」
「……。」
肩を掴まれて内緒話みたいに耳近くで喋る翔ちゃん。
「ガンバレ。俺、応援すっから。
普通に付き合えるような気がするよ、漠然とだけど。
男同士だろうがお前たちふたりが、となりで微笑んでるのは容易く想像できた。
すげぇマッチョとかだと引くけど。」
あはは!
二人で笑っちゃった。
「ありがとう、翔ちゃん。」
本当にありがとう。
普通に付き合えるような…か。
そんな夢みたいな話。
想像しただけでニヤけるし、泣けてくるよ。
ちょっと恥ずかしいけど告げようと翔ちゃんに近づく。
「翔ちゃん、あの人なの。
二宮さん。」
「?なにが?」
「俺の言ってた人。まさか会うなんて…びっくりした。」
「えっ!お前の好きな人ってこと?」
「しーっ!」
少し後ろに3人いるから。
「悪りぃ。マジかー。
てか…なんていうか…わかる気もするわ。可愛い人だな。」
「翔ちゃん?好きになったらダメだよ。」
「バカ!なに心配してんだ!
でもさ。なんか雅紀も、二宮さんも似合わないな。」
「なにが?」
「セフレ。」
「……。」
肩を掴まれて内緒話みたいに耳近くで喋る翔ちゃん。
「ガンバレ。俺、応援すっから。
普通に付き合えるような気がするよ、漠然とだけど。
男同士だろうがお前たちふたりが、となりで微笑んでるのは容易く想像できた。
すげぇマッチョとかだと引くけど。」
あはは!
二人で笑っちゃった。
「ありがとう、翔ちゃん。」
本当にありがとう。
普通に付き合えるような…か。
そんな夢みたいな話。
想像しただけでニヤけるし、泣けてくるよ。