LIFE
第7章 I miss you
気持ちいい五月晴れの日曜日。
待ち合わせの店で先に注文したアイスコーヒーをゴクゴクと飲んで。
ちょっと早く着いたなー、って携帯を取り出して時間を見た。
中学から仲良くしてる子が彼氏が出来たから紹介したいって。
何が悲しくてそんなの見せつけられなきゃいけないんだよ。
でも、あいつ、初めての彼氏だし俺に見極めて欲しいのかな、って。
ただ自慢したいだけかもしれないけど、ま、暇だし全然おっけー。
携帯のゲームでもするかな、って弄ろうとした時、近づいてくる人影に、来た来た、と顔を上げる。
「ニノ、お待たせ!」
「おー。」
立った方がいいかな?
って思ってると優香はすぐに前に座った。
座らずに立ったまんまの彼氏が俺を見てペコリと頭を下げて恥ずかしいのか俺と目が合うとすぐ逸らす。
「相葉です。よろしく。」
優香はその人の腕を引っ張って座るように促すと、その人は優香の隣りに座った。
なんか…
可愛い人だな。
第一印象は、それだった。