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LIFE

第7章 I miss you



俺らの1コ上の相葉さんは、まあ爽やかな好青年といったところだ。

第一印象も悪くないし、人見知りなのかなかなか目を合わせなくて口数も少ないけど、ポツリポツリ話すと、素直でチャーミングな人で。

“いい人”ってわかる。

バスケット部に入って知り合ったって言ってたな。

うん。

文句なし。

いい人、見つけたじゃん。

後からそう言ってやろうと目の前で話す二人の姿を微笑ましく眺めていたら相葉さんが話しかけてきた。

「二宮くんは部活は?」

「あ、俺はサッカー部。」

「へぇ。そうなんだ。
なんか意外…かも。」

隣で優香が笑い出した。

「ニノはね、サッカー部だけど…
マネージャーなんだよ。」

「あ、そうなんだ。」

「珍しいよね?」

「そうだね。なんでまたマネージャーなの?」

優香との二人のやり取りの最後に相葉さんが俺に問いかけた。

俺は高校に入学してから何回と繰り返されるその質問に淡々と答える。

「知り合いがサッカー部で。
なんか入っとかないといけないって言うし、とりあえず。」

そう言って、なんとなく照れくさいから下を向いた。

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