
LIFE
第7章 I miss you
優香ちゃんとは、週に1~2日一緒に帰る。
男子の方が練習やミーティングに時間がかかったりするから。
ミーティング無しの週中水曜日が多いかな。
優香ちゃんも部活の仲間と喋りながら帰るのも楽しそうだし。
今日は一緒に帰ろう、って体育館近くで優香ちゃんが待ってた。
お待たせ、と隣りに行くと歩き始めて俺を見上げて話しかける。
「今日も疲れた!
ね、今週末、部活休みじゃない?
ニノもその日休みらしいし、みんなでカラオケ行こうよ!」
「いいよ。松潤も誘おっかな。
二宮くんと仲良いみたいだよ?」
「じゃあ私も2~3人、友達誘ってみる。」
付き合いたてだし、なんとなくデートらしいデートもほとんどしたことはなくて。
土日も部活や練習試合が入ってたりするから、そんな時間も無い。
だから友達もいた方が間が持つ?っていうか…。
きっと彼女もそうなんだろう。
俺としたことがキスもまだだ。
電車に乗って先に降りる優香ちゃんに手を振った。
じゃあね、って別れて俺は後少し電車に揺られる。
明るい時間が長くなったなぁ、なんて思いながら窓の外を眺めた。
