LIFE
第7章 I miss you
放課後の部活で休憩中。
早速、松潤に話しかける。
「ね、今日の体育、見てたよー。
松潤、二宮くんと同じクラスなんだね。」
「そうっス。あれ?ニノと知り合い?ですか?」
「うん。ちょっとね。
彼女から紹介された。」
「あー、そっか。仲良いもんな、あそこ。」
「二宮くんって、なんかおもしろいよね。可愛いし。」
ぷっ、って吹き出した松潤が言う。
「うん。可愛いですよ。でもあんな見た目より中身は男前っていうか…男っぷりいいところもあるんですけどね。」
それは意外だな。
「でも、やっぱ見た目があんなだし。女の子にもだけど、なんだか野郎にもモテるんですよね。
華奢なうえ童顔だからかなー。」
あ…。
そうなんだ。
モヤっとした気持ちは押し込んでおく。
なんか俺みたいのがいるんだな、って、ちょっと反省。
練習再開の声に、手にしていた水筒にもう一度、口をつけてから俺たちはコートへと足を向けた。