LIFE
第9章 I miss you *隠す*
帰ってくる。
今日、帰ってくるんだよ。
途中1回メッセージが届いた。
『明日はそっちに帰る日だよ。
週末挟んで来週は会えるね。』
そうなんだよね。
週末遊ぼうってならないところが俺たち。
距離を詰めたいような、このままでもいいような。
もどかしい間柄なんだけど。
「嬉しそうだな。」
「なにがー?」
「別にー。」
ニヤニヤしてる潤くん。
*****
月曜日。
「嬉しそうだな。」
「なにがー?」
なんか同じ会話つい最近したよね?
「相葉くん、さっき見かけた。」
「え!マジで?」
ずるい。
むう、っとなってしまった口を潤くんが摘んだ。
メッセージを送るために取り出した携帯。
『お昼休み。裏庭くる?』
しばらくするときた返信。
『行くよ!おいでね!』
へへへ。
『相葉さん。
おかえり。』
『ただいま。』