テキストサイズ

LIFE

第10章 I miss you *別れの時*



side s

相葉くんからの返信に笑ってしまった。

いやー。

ごめん。笑って。

だってもう笑うしかない。


『なんで?』


慌ててたんだよねー。

速攻、次のが届いた。


『なにが?』


なんだ、この次々に来るカタコトみたいなの。


プッ。


ニヤニヤしてると智くんと松潤が携帯を覗き込むから見えるように向けたら二人ともウケてる。

「慌ててるね。」

「目に浮かぶな。」

なぜかみんな楽しそう。

だってさー。

あんな泣いてびっくりしたんだよ。

和が。

最初はポロポロ、ハラハラ泣いてたんだよね。

でも擬音でワンワンってのが当てはまる泣き方になったから…

もう見てらんなくて。

おもむろに財布の中を確認して足りないと思ったから智くんと松潤にも借りて切符を買いに走った。

俺の行動に呆気にとられてた和は泣き止むと、頼りなさ気に合わせる目線。

にいちゃんが守ってやるからな。

いつもの兄貴風を思いっきり吹かそう…不安そうにしてる和の頭をよしよしした。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ