LIFE
第10章 I miss you *別れの時*
「俺も寂しい。
でも今すごく心があったかい。
あのまま片思いで過ごすのと、想いが通じてる今とでは全然違うと思う。」
手を撫でながら話す二宮くん。
「寂しいけど。離れるのは辛いけど。相葉さんをただただ想ってた自分じゃなくて、相葉さんに好きって言ってもらった自分とでは。
全然違うよ。
すごく強くなれそう。」
そう言って笑った。
そうだね。
全然違うね。
「うん。強くなれそう。
遠距離…がんばってくれる?」
「うん。」
「寂しい想いさせちゃうけど。」
「うん。大丈夫。」
「浮気…しないでね。」
「…ばか…。
うん。そっちもね。」
「うん。」
キスをねだるように口を突き出すとクスクス笑って重ねる唇。
本当に強くなれそうだ。
重ねる唇も、繋ぐ手も。
全部、二宮くんがいい。
end.