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LIFE

第12章 見つめていたい〜瞳の中へ〜



相葉さんとお近づきになりたい。

けど恥ずかしいから近寄りたくない気持ちもある。

矛盾してるけど。

こんなボサボサ頭で眼鏡の僕。

あんなカッコいい綺麗な人の視界に入っちゃいけない。

なんて…

ネガティヴな…

「にの?
俺、にのはもっと人と接したらいいと思うんだ。」

優しい潤くんのことだ。

頼まれたから、
僕と一緒にがいい、
それもあるけど。

僕のことを思って、ってのもあるんだろうな。

「うん。」

「にのは優しいし喋ったら面白いし、なんたって可愛い。」

は?

なに言ってんの?

「ばかっ。」

照れてる僕に

「可愛いのは置いといて。
いや…可愛いから誰からも可愛がられるに違いないよ。
俺と一緒にいる時にのが楽しそうに嬉しそうに笑ってるの見ると俺嬉しいし。
もっと友達とか先輩とか。
周りの人たちと関わるのは怖くないし…楽しいから。」

潤くんって、
お父さん?お兄さん?

僕のことをこんな考えてくれてるなんて。

もう泣けてきちゃうよ。

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