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LIFE

第13章 見つめていたい〜みにくい?アヒルの子〜



「今日はごめんね。
本当にありがとう。」

ベッドから降りながら相葉さんが言うと、櫻井さんと大野さんも続けてお礼を言った。

潤くんと僕はブンブンと手や首を振った。

「いいえ。俺はなにも。
助けたのは松本たちですよ?
お大事に。じゃ失礼します。」

陸上部の彼はそう言ってくれて僕たちに手を上げて、相葉さんたちに頭を下げて保健室を出て行った。

潤くんが、

「にのが…
にのが気づいて俺に連絡して…」

もお!潤くん!いいから!

潤くんの腕をグイッと引っ張ってこっちを向かす。

“いいから!”

そう口パクや目で訴えた。

保健の先生にもお礼を言ってみんなで廊下へ出たら、

「先に行って車、片しておく。
散らかってる!」

って、担任の先生は先に職員の駐車場へ。

櫻井さんは相葉さんに肩を貸して、大野さんは荷物を持って…

「「今日はありがとう。」」

潤くんと僕にやっぱりお礼を言った。

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