テキストサイズ

LIFE

第14章 見つめていたい〜気になるあの子〜



* n eyes *


ちょっと


ちょっと待って


聞いてないよ


そんな言葉が聞こえたはずの潤くんはなぜかニヤニヤ。

だって…

潤くんと一緒に相葉さんがいる。


だから、なんで?


ドキドキうるさい胸が痛いよ。

声を発することも出来ないで二人を見て俯いた。

「先輩が一緒に帰ろうって。」

「いい?」


うそ!

一緒に帰るって!?


嬉しいと恥ずかしいに同時に支配された僕の胸と頭は壊れてしまいそう。


うん

はい


簡単なひとことさえ言えなくて頭を上下に振ると潤くんが背中に手のひらをあてた。

「?」

「行こう?」

潤くん…

前から思ってたんだけど聞かないでいたんだよ?

潤くん、僕の気持ち…

気づいてる?

ストーリーメニュー

TOPTOPへ