LIFE
第15章 見つめていたい〜秘密の場所〜
携帯にメールが届いて開いてみると潤くんから。
『にの。
よかったな、って言っていいんだよね?
明日聞かせて!』
ホントに潤くんって僕の気持ちに気づいてたんだね。
それでもなんにも言わないで見守っていてくれたってことでしょ?
『ありがと。
でも…恥ずかしい。』
そんなメールを送ると、
『大丈夫。
にの、素直になるんだぞ!』
…
ほんわか、じんわり心があったかくなった。
『うん。』
最後にひと言だけ送る。
でも。
潤くん物分かりが良すぎじゃない?
男同志なのに…
なんでそんな爽やかに応援してくれるの?
不思議過ぎて今すぐ訊きたい気持ちになったけどそれも無理。
だって後少しできっと相葉さんがやって来る。