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LIFE

第16章 見つめていたい〜にのをプロデュース〜



「にの?どうする?」

大ちゃんが二宮くんの気持ちを聞き出そうと、そばに行く。

「……」

「にの?」

松潤も声をかけた。

二宮くんはそのまま黙ってたけど、こそこそと大ちゃんが優しく話した後、やるって。


なんだよ。

やるんかい。


やりたくないって押し通すかと思ってたのに。

一度、目線を上げて俺をチラ見。


二宮くん…

俺、やだな。


「カッコよくなっちゃおうな!」

翔ちゃんも楽しそう。

大ちゃん、なんて言ったんだろ。

「ひとクラス1人は出すとして。
男女ひとりずつの2人までは出してもいいと思うけど。」

翔ちゃんが計画を練っていく。

俺の頭の中にはもうあんまり入ってこないけど。

「クラスで話し合って次の集まりの時に決まったクラスは報告してね。」

翔ちゃんが締めて、その日はそこで解散となった。

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