LIFE
第17章 見つめていたい〜新しいキャンパス〜
キスしただけだけど。
二宮くんを自分のものにした気分。
好きだ
大好きだ
こんなに好きになって。
二宮くんは自分の方が好きだって言ってたけど。
それはそれでめちゃくちゃ嬉しいけどさ。
俺だって負けないよ?
二宮くんが俺を見ていてくれたように。
これから僕が二宮くんを見つめていたい。
見守るように。
後…悪い虫がつかないように。
ううん
知らず知らずのうちに目で追ってしまうんだ、きっと。
そして願わくば二宮くんの瞳の中にいつも俺がいたい。
「早く!」
「待って!」
俺に届く可愛い声。
笑って俺を見る二宮くんを追いかけた。
end.