LIFE
第18章 つかまえたい!
週末になると電池切れになるのか男漁り?してしまうって。
女の人でもいいけど今は男の人の方が楽な感じらしい。
絶対に職場の人間には手を出さないって自分のルールを破ってしまい反省と後悔中。
ポツリポツリと離してくれたのはこんな内容。
んで。
やっぱり腰のあたりをするっと撫でて抱きついたままの二宮さんに、俺は俺でやっぱりキスしたい。
「二宮さん?」
「んー?」
不意に埋めていた顔を上げた二宮さんの可愛らしい薄めの唇にキスをした。
「やめろよ。」
「なんで?」
「なっ、なんでも。」
本当にどうしたものか。
この二宮さんの遊んでそうなのに初々しい仕草って、なんなの?
今までだってこんなことやってきたんでしょ?
甘いキスも激しいキスも。
きっと俺なんかよりたくさん。
なのになんで今こんな照れくさそうに恥じらうようにするんだよ。
もう俺は完全に落ちた。
堕ちた?
堕ちた!
「二宮さん…
あの…
言っちゃいます…よ?」
「…」
「覚悟してください。」
「…へ?」
「俺、二宮さんに本気でいきますから。」
「本気、って…」
「二宮さん、好きです!」
もう一度、その唇目がけてさっきとは真逆な熱烈なちゅーをかましてやった。