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LIFE

第18章 つかまえたい!



「無理って?
なに言ってるんですか?」

「…もういいから。」

「なにが?教えてくださいよ。」

「うるさいな。もう寝ろ。」

なんだかんだ言っても俺から離れることなく纏わりついてる状態の二宮さんが可愛くて。

そう言われても引けなかった俺は言葉を投げかけていたら、

「俺、今日、さっきの男と、寝ようとしてた。」

「は?」

「ちょっと違うかな、って思ったけどもう今日はこいつでいいか、って気になってた時にお前が現れたってこと。」

自分で教えてと言ったんだけど、いざ改めてちゃんと聞くとそれなりにショックを受けていた。

それは俺が想像や予想していたのとほぼあっていた。

「引いた?」

「ちょっと、ね。」

「悪かったな、こんなのが先輩で。」

「二宮さんは、その…
ゲイ?ホモ?」

俺のストレートな発言に、あは、って笑う。

「自分でもなんなんだかわからないんだよね。男でも女でも。」

あ、それってバイってやつ。

そんなことを頭に思い浮かべて二宮さんの丸まった背中を撫でる。

なんだか厄介な人を好きになっちゃった感じだけど不思議と諦めるとかなかった。

嫌いになるってもの。

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